高等教育事業部 大学プロフェッショナルセンター

FD2.0研修事例 ~湘南工科大学様

FD2.0研修事例 ~湘南工科大学様

2015年4月6日

 

湘南工科大学様は2014年度よりFD2.0の研修を導入いただいております。

FD2.0の研修の詳細はこちら 導入にあたって、協力に推進してくださった木枝工学部長より、導入の経緯やご苦労、一年を終えての成果等、 お話を伺いました。

1.FD研修導入にいたるまで

--FD研修の導入を検討しはじめた経緯を教えてください。

木枝先生:2012年10月、学長が交代することになり、新しい学長から指示を受けました。 「教育改革に待ったなし。木枝が教務部長、工学部部長を兼務せよ。4月からスタートするからそれまでに何を したらよいか考えてくれ」と。 いろいろと検討しているときに、ちょうど、朝日新聞にNVが掲載された記事を見つけました。 (2013年1月 新聞記事リンク) 中退予防研究所のHPを見たところ、最大の懸念事項であった「中退予防」というキーワードがあったんです ね。 3月にFD20体験セミナーがあるということで、早速参加しました。 以前、内部の力だけで進めようとして失敗した経験から、大学改革には「黒船」が必要という認識をもってい て、体験セミナーで「これは黒船になりえるのではないか」と感じました。 中退予防に直接効くというより、教員の意識改革に結びつけられる可能性を感じ。 正直、自分的にはきつい内容でしたが、改革するにはそれぐらいのきついものが自分にも自学にも必要だと思い ました。

--FD2.0の研修を選んだ決め手はなんでしたか?

木枝先生:教員の意識改革+企業向けかつ教育力に特化した部分でした。 他の研修や解決手段もいろいろ見ていましたが、3月時点ではFD20しか候補がありませんでした。 (企業出身の教員が多いので)大学にも、少しは企業と同様の動きをする必要があると考えていました。 講師が企業研修講師として実績があったのも決め手の1つです。

--導入する際には、どの学校も調整や予算の確保でご苦労されているようです。 貴学ではどのように工夫されましたか。

木枝先生:やはりお金で苦労しました。逆に言うと、お金以外のハードルは小さいものでした。

まず3月の体験セミナー参加後、すぐに学長に報告しました。 NEWVERYの本を学長や教務課の職員に読んで貰ったり、 ひかるさんがSFCでやっている授業を見学にも行きました。 その後、教務課の係長ともう一度、体験セミナーに行きました。

7月に、NEWVERYに一日いろんな授業を実際に見ていただき、学長に授業がどうだったか報告をしていただき ました。 学長にとっては「相手を信用できるか」と「NEWVERYの知名度」も重要でしたが、 この時点でOKが出ました。

学長のOKが出れば、なんとかなるだろうと思っていましたが、予算を握っている事務局を説得するにはやはり コストパフォーマンスについて納得させることが必要でした。 事務局は、研修開始まで、心底納得したわけではありませんでしたが、 「木枝先生が外で学んできて、湘南工科の教員に教えるのではだめなんですね。外部の力が必要なんですね。」 と念を押されました。

--具体的な予算の確保はどうされたんでしょうか。

木枝先生:年度末に各学科からかき集めて、初回の分を捻出しました。 それは、学長から「身銭切って実施するくらいじゃないと駄目だ」という指示があったからですが、 教員からも「身銭切ったんだから少なくともまじめに出なきゃ」という姿勢が生まれたのではないでしょうか。

--他の大学だと、現場の先生方から反発を受けることもあるようですが。

木枝先生:湘南工科は小さい大学なので、もともと教職員の関係は割りと良かったと思います。 以前私が教務部長をやったときに、大きなカリキュラム改革を実施したことがありました。 その際にいろんな学科に行って話しを聞いたりしていたので、 教員のことはだいたい分かっている立場でした。 教員からは「木枝先生が持ってきた話だったら、まぁそんなに変な話ではないだろう」と認識を持ってもらえた のは良かったです。