シェア型学生寮「チェルシーハウス」 女子入居率100%に到達(前年差約32.1%増)

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特定非営利活動法人NEWVERY(所在地:東京都港区、理事長:小崎文恵、以下「NEWVERY」)の運営する学生寮「チェルシーハウス国分寺(以下、チェルシーハウス)」は、2020年2月1日時点で女子枠の入居契約者数が定員(24名)に達し、満室となりました。前年同一日と比べて、定員に対する入居率(女子枠分)は、約32.1%高い結果となります。

入居者への調査によると、2020年度入居者のうち87.5%が、リアルな交流を求めたことを住まい選択の理由として挙げ、全体のうち約96.6%の学生は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中でもチェルシーハウスに住んでいて良かったと回答しています。コロナ禍の中で、交流体験を重視する住まいに対しては、これまで以上にニーズが高まっているものと見られます。

チェルシーハウスは、東京都小平市にある女子24名・男子22名、総定員46名のシェア型の学生寮です。2021年2月1日時点で、2021年度入居者枠に対して、女子9名の契約申し込みを受けています。男子についても満室まで残り3名となり、定員に対する入居率は約86.3%に達しています。これは、前年同一日と比べて約24.8%高い結果となっています。

チェルシーハウスにおける入居率(男女合計)の推移

 

入居率が大きく上昇している理由として、①新規の契約申し込みが例年と比べて早いペースで増えていることと、②既存の入居者において、退去者数自体が減少していること、さらに③例年であれば学年末を前に早め(1月~3月上旬)に退去するケースが多いところ、2020年度においてはそうしたケースが減少していることの三つが挙げられます。

 

◆2020年前半における入居者数の減少要因

新型コロナウイルス感染拡大を受けた入寮者の減少や退寮者の増大により、2020年9月には、学生寮運営会社が破産手続に至った事例が生じています。実際に、チェルシーハウスにおいても、新型コロナウイルス関連の特別措置法が国会で成立した2020年3月13日直後の3月16日には、入居率が約58.8%まで減少しました。

2020年度にチェルシーハウスに入居した学生への調査結果によると、チェルシーハウスへの入居を選択する際に、新型コロナウイルスへの感染リスクを懸念したと約61.5%の方が回答しています。

 

◆2020年後半における入居者数の増大要因

一方で、前述の質問に対して、感染リスクを懸念したと回答した学生のうち87.5%は、①住まいの中での交流にメリットを感じたこと、あるいは②リアルなキャンパス生活の替わりになる場が欲しかったことを理由として、感染リスクを懸念する中であえてチェルシーハウスへの入居を選択しています。

また、チェルシーハウスの全入居者を対象にした調査において、新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年度において、それでもチェルシーハウスに住んでいて良かったと回答した学生の比率は、全体の約96.6%に上りました。新規・既存の入居者において、チェルシーハウスの持つリアルなコミュニティの学習価値が改めて評価されたものと考えられます。

2人部屋での交流の様子

 

事実、チェルシーハウスでは、本来であれば学生の動きが少ない年度途中においても順調に入居者を増やしており、2020年6月15日に入居率が80%台を回復し、8月31日には90%を突破。9月14日には95%を超える水準に到達しました。

 

◆2021年度・入居率増大の背景

2021年募集において入居率が大きく上昇した背景には、多くの大学がオンライン授業を展開し、サークル活動などの学生活動が困難になっている一方で、学生同士のリアルな交流機会を住まいの場に求めるニーズが、昨年以上に高まっていることが考えられます。

リビングでのワークショップイベントの様子(撮影:2017年)

 

この傾向は、新1年生などの新規入居者だけでなく、既存の学生にも見られ、退去者数自体が減少、あるいは3月の年度末近くまで入居を継続する傾向が強まっているものと見られます。

チェルシーハウスでは、大学のカリキュラムとは異なる根源的な学びを、共同生活を通じて獲得することを重視しています。引き続き新型コロナウイルス感染防止施策を徹底しつつ、学生にとっての重要な成長機会を、住まいを通じて提供して参ります。

居室例

◆定義について

入居契約者数:契約締結済みの人数を指します。ただし、一定の条件の下で、指定された日時以前であれば、キャンセル権を行使可能な者を含みます。なお、NEWVERYでは定員数以上の契約締結を行っておりません。(ただし、退去が契約上確定している分を除きます)

入居率:定員に対する入居契約者数の割合を指します。

 


参考:チェルシーハウス入居者を対象とした「コロナ禍における寮生活に関するアンケート」

 

■ アンケート結果サマリー

  • 2020年度の新規入居者において、チェルシーハウスを選ぶ際に、コロナウイルス感染リスクを約5%の学生が懸念。
  • その一方で、強く懸念した、やや懸念したと回答したうち、住まいの中での交流にメリットを感じたこと(0%)、リアルなキャンパス生活の替わりになる場となることにリスク以上の魅力を感じたこと(37.5%)を、コロナ禍の中で入居の判断に至った理由として挙げている。
  • 既存の入居者においても、シェアハウスということで感染リスクを感じているが、感染リスクに配慮しながらも、0%の学生が、住まいの中での交流にメリットを感じて居住を継続している。
  • コロナ禍の2020年度において、約6%の学生がチェルシーハウスに住んでいて良かったと回答。
  • 大学生活に関して、約7%の学生がオンライン授業メインの授業形態となっている。
  • ほとんどがオンライン授業、あるいはオンライン授業の方が多いと回答した学生のうち約3%は、今の授業形態に満足していると回答。
  • ただし、大学で友人をつくる機会や、他者との学び合いの機会、サークル活動の機会などが失われたとの記述回答も散見された。

 

■ アンケート結果詳細(記述式回答のものを一部抜粋)

(質問内容)

「この一年を振り返ってみて、新型コロナウイルスが広まった今年度において、チェルシーハウスに住んでいて良かったと感じますか?」

 

(回答結果)

  • 良かったと思う(約0%)
    • 大学に通うことができず、ほぼオンラインだったので、一人暮らしだった場合とても孤独だったと思うから。
    • 周りは人との交流が減少している中で、自分には関われる人がいるから。
    • 自粛期間中に新しいことにチャレンジしようとした時に、一緒にやってくれる仲間がいる。あとはシンプルに暇にならない。
  • どちらかというと良かったと思う(約6%)
    • 一人暮らしの友人等と比べた時、友人は人との関わりが大幅に減少して精神的に参っていたりしていたが、自分たちの場合、外出を控えても家の中に友人がいる状態だったので、寂しさなどを感じなかった。
    • 寮で人と接するし、自分は外出しなくても寮生が外出するなどで感染リスクは自分が努めても高くなる環境だったので、周りより感染対策の意識が高まったと個人的に感じている。
  • どちらかというと良くなかったと思う(約4%)
    • 集団で寝食を共に過ごしているので感染リスクが高い。また、たくさんの大学の学生が生活しているため、感染経路が多い。

 

(質問内容)

「新型コロナウイルス感染拡大の影響により、状況が大きく変化した今年度の学生生活について、不満や困っていることがあれば教えてください。」

 

(回答結果)

  • 大学の友人を作る機会がない、留学に行けるかわからない。
  • 美術系の大学は他の人の作品や作業状況が見られるのが魅力であると私は思っていたが、オンラインなのでその良さが失われてしまった。
  • バイト代は下がっているのに学費が下がらない。

 

■調査概要

調査期間:2021年1月19~20日
調査方法:チェルシーハウス寮生宛に、オンラインアンケートフォームを送付
回答数:チェルシーハウス寮生のうち29名

※本リリース内容の転載については、「NPO法人NEWVERY調べ」との表記をお願いいたします。

 

 

◆チェルシーハウス国分寺について

「学生時代に、やりたいことを徹底的に」をコンセプトとするシェア型の学生寮です。多様な大学・専門学校の学生が入居しています。
共同生活を通じた学習力の向上に主眼を置き、入居者の自主性と責任意識に基づく運営を行っています。ハウスマスター(寮母)等は設置せず、門限等も設けないことで、学生に自律的な生活スタイルの確立を促しています。
なお、居室は男女別フロアとなりますが、共用部においては性別の境なく生活をしています。

ウェルカムパーティーの様子(撮影:2019年)

運営団体:特定非営利活動法人NEWVERY
エリア:東京都小平市(最寄駅・JR中央線 国分寺駅)
開設: 2014年3月
定員:46名(女子24名・男子22名)
URL:https://chelseahouse.org/

 

◆特定非営利活動法人NEWVERYについて

所在地:〒107-0062東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル7F
代表者:理事長 小崎文恵
創立: 2002年3月(任意団体として創立)
設立: 2009年10月30日(設立登記日)
URL: https://www.newvery.jp/
事業内容  : 人の成長チャンスをつくり出し、社会課題も同時に解決することをテーマとして、メッセージ・デザイン事業とコミュニティ・デザイン事業を展開


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